南フランスでろくろ体験

フランスでの暮らし

人生初のろくろ体験が、まさか南フランスで実現するなんて!

ずっとやりたいとは思っていたものの、縁がなくてやったことがなかった。

夫の叔母様が趣味で陶芸をしていて、自宅にアトリエを構えており

「ぜひやってみない?」と誘ってくださった。

夫も経験がなかったらしく、2人でそれぞれお茶碗マグカップに挑戦することに。

アトリエに並ぶ叔母様の作品の数々

アトリエに並ぶ叔母様の作品の数々

ろくろで茶碗を作成中の写真

ろくろで茶碗を作成中

そして私は、想像以上の難しさに衝撃を受けた( ゚Д゚)

終始腕を安定させるのに、かなりの力が要る・・・というか私が貧弱なだけか?!

加えて円の中心をずらさないようにとか、厚みを均等にするとか、心がけることが沢山ある。

何といっても成形が思うようにできない。途中でどうして良いか分からなくなってパニック( ゚Д゚)

見た目よりもずっと複雑なものだと痛感した。

 

叔母様にかなり手伝ってもらいながら、無事1日目の成形は完了。

 

それから数日後、乾燥させた器体に高台(こうだい)マグカップの取っ手をつける作業にとりかかった。

この工程は比較的シンプルだったが、夫は取っ手の出来前に納得いかなかった様子。

やっぱり一筋縄ではいかないのが陶器づくり。

マグカップの取っ手を作成中の夫

マグカップの取っ手を作成中の夫

作業にとりかかる夫と叔母様

作業台に並ぶ夫と叔母様

最後は底に自分の印を掘って、2日目は終了。

これを叔母様がアトリエの窯で焼いてくださるのをしばらく待ち、

次回はお待ちかね、絵付けの工程である。

 

途中で結婚式やクリスマスがあり慌ただしい日々を過ごしていたため、

再びアトリエを訪れたのは1ヵ月程してからのこと。

来る前に色々検索したりして、どんなデザインにするか考えて来た。

せっかく苦労して成形した自分の陶器。絵付けはこだわりたいところである。

 

この工程はストレスも少なく、平穏な気持ちで作業することができた(笑)

イタリアのカラフルな陶器に魅せられた私は、

暖色で、明るく大きな花をあしらったデザインにした。

絵付けした自作の陶器

絵付けした自作の陶器

無事に絵付けも終了し、3日目終了。

この後私は日本へ一時帰国をしたため、最終工程にアトリエを訪れたのはまたそれから2ヵ月後。

 

絵付けした後再度焼き上げられた器体に、艶を出すためのエナメルをかけて、本焼きする。

焼く工程はいつも叔母様にお任せしているため、私たちはエナメルに通す作業を体験した。

表面に気泡ができないように、ゆっくり、そっと器体をエナメルに投入。

ホールドしたまま3秒間停止し、またゆっくり持ち上げて乾燥させる。

陶器にエナメルをかける作業の写真

陶器にエナメルをかける作業

真っ白になった器体。しばらく乾燥させたら、指で表面にできた傷跡を修正する。

こうしてようやく最終工程を終え、

後は焼きあがるのを待つのみ。ワクワク(#^^#)

 

とりあえず第一作目の最終日ということで、お礼にウィークエンドシトロン🍋を焼いて持ってきた。

うまくパウンドが膨らまなかったので最後まで持ってくるか悩んだのはさておき(-_-)

作業後、叔父様もよんで一緒にティータイム。

大仕事をやり遂げた(それほどでもない)気分でほっとひといきである。

うまく焼けなかったケーキでも喜んでくれた優しい叔母様たち。

うまく膨らまなかった自作のウィークエンドシトロンでティータイム

お礼に作ってきたウィークエンドシトロンでティータイム

 

数日後。

やっと完成した私たちの作品とご対面!!

完成した陶器(お茶碗)の写真

完成した陶器(お茶碗)の写真

完成したマグカップの写真

完成したマグカップの写真

ええやん!!!

うまくできてるやん!\(^o^)/♪♪♪ リアルにその場で大阪弁で喜んだ。

エナメルでつるつるテカテカ、発色も良く、大満足の仕上がり。

自分で作った陶器は特別、世界で一つだけの物。

 

あぁ、これはまた別の物にチャレンジしたいなぁと

さっそく第2作目の制作を決意した私だった。

ーFINー

 

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