私のフランス人夫はナイフ大好きおじさんである。
先日彼が銃オタクである話を綴ったが、
ナイフに関しても、個人的にはひくレベルのコレクターである。
彼の実家の部屋の引き出しを見せてくれた。思わず出てきた私の第一声。
“What the hell…(なんじゃこれ)”
これだけ持っていてもまた新たに購入するのである。
そして瞳をキラキラさせながら、「見て見て」と言って見せてくる。
「へ~クールだね」ってまぁ言うけど、正味なんのこっちゃわからん(笑)
そんなナイフだが、家では何かと使う場面に出くわす。
段ボールを開くとき、タグを切るとき、レモンを収穫するとき・・・
私:「っていや、ハサミでいけるやん。」
・・・いや、本当にそう、別にハサミでいける。
ちなみにハサミに関して言うと、家には小さいのが一つしかない。
しかも切れ味微妙なポンコツ(本人に言ったことないけど)。←後日彼が刃物研ぎマシンで研いでくれました♪
彼がいかにナイフで生きてきたのかが垣間見える。
そんな彼、数年前に日本旅行をした際、とある日本人ナイフ職人の元を伺ったようで。
そこは超田舎にある小さな工房兼住宅だったらしく(オンラインで販売しておりショップはなかった)、
「ナイフ見せてくれませんか」って2人のフランス人男が英語で話しかけてきたのを
快く招き入れてくれたんだとか。なんて親切なの?
「今度もしチャンスがあったら一緒に行こう」
えぇ、ぜひとも。そんな温かいエピソード聞いたら気になる。
私が「うん」と返事をした後、彼はこう言った。
「でもまたもし行くなら、一つくらいは購入しないといけないよネ(・ω・)」
・・・まぁ、確かに?
工房を見せてもらった上に、親切にも自宅に招いてもらってお茶も頂いたらしいし。
とりあえずそのナイフ工房の商品をリサーチしてみた。
(@_@)ギョ!!!!
お、お値段結構する・・・・・・
いや確かにとっても洗練されたデザインで、素敵なんですけど。
ナイフについて全く無知な私は驚愕した。
「そりゃひとつひとつ職人が時間をかけて作ってるんだから」と夫に言われ、
「確かに」と納得したものの。
しかしそのクオリティ、匠の技は世界に認められているようで。
SNSでも海外の人たちと交流するその職人の写真を拝見し、
案外夫みたいに自宅まで押しかけてくる外国人も少なくないのかも・・・と思うほど。
とにもかくにもナイフってこういう相場なんだ?とびっくりした私。
(てか、だったら夫のナイフコレクションって・・・(゜_゜))
なんて庶民派な私はお金のことばかり考えてしまうわけです。
夫曰くピンキリらしいけど。
もし将来またそのナイフ工房を訪れることがあれば、
ぜひレポートしたい!
ーFINー
コメント